ヤクルト 独社から前立腺がん治療薬サトラプラチン導入
公開日時 2007/06/25 23:00
ヤクルト本社は6月25日、独GPCバイオテック社から前立腺がん治療薬サトラ
プラチンを日本で販売するための独占的権利を取得し、開発を行うと発表した。
GPC社が実施したフェーズ3(セカンドライン)データを利用したブリッジン
グを計画。「申請までに少なくとも3~4年かかる」見通しを示した。前立腺
がんのファーストラインや他のがん腫への拡大も目指す。
現在上市されているプラチナ系薬剤はすべて注射剤だが、サトラプラチンは経
口剤。また交叉耐性や腎毒性、神経毒性、消化管毒性が少ないのが特徴という。
GPCは今年2月にFDAに申請、7月にはFDAの抗がん剤諮問委員会で審議される
予定。GPCから欧州やオセアニアなどでの独占的権利を取得している独ファー
ミオンGmbH社は6~8月に欧州で申請予定という。