武田薬品 気分障害・不安障害治療薬の共同事業化契約締結
公開日時 2007/09/05 23:00
武田薬品は9月5日、デンマークのルンドベック社が創製した気分障害・不安
障害治療薬について、日米での共同事業化契約を締結したと発表した。武田は
対象となる2つの化合物の共同開発とコ・プロモーションを行うほか、開発初
期段階の中枢神経系領域の2つの化合物についても契約の対象とするオプショ
ン権を持つ。
契約対象化合物は大うつ病を対象に米国でフェーズ2段階のLuAA21004とフェ
ーズ1段階のLuAA24530。前臨床試験の結果から、既存の抗うつ剤と比べて効
果が強く、発現も早いとしている。オプション権を持つ化合物は、前臨床とフ
ェーズ1段階。
武田薬品はルンドベックに契約一時金として4000万ドルと、最大3億4500万ド
ルのマイルストーンを開発の進捗に応じて支払う。また、今後の共同開発に係
わる費用の大部分を負担する。