中医協 9成分を薬価収載、富山化学のジェニナックに有用性加算2
公開日時 2007/09/19 23:00
中医協は9月19日の総会で、富山化学工業の合成抗菌剤ジェニナックやファイ
ザーの降圧剤セララなど9成分14品目の薬価収載(9月21日)を決めた。新有
効成分で、メーカーによる市場規模予測(ピーク時)が大きいのは、セララが
185.6億円、ジェニナックが160.5億円、日本アルコンの緑内障・高眼圧症治療
薬トラバタンズが100億円、協和発酵の抗てんかん剤トピナが63.9億円などと
なっている。
ジェニナックの比較薬はアベロックス(バイエル薬品)で、適応菌種にペニシ
リン耐性肺炎球菌が含まれていることが評価され、有用性加算2(15%)がつ
いた。1日薬価はアベロックスの517円に対し593円。セララは、ニューロタン
(万有製薬)を比較薬とし、1日薬価は同じ186.8円となった。
トラバタンズは、キサラタン(ファイザー)を比較薬とし、外国価格調整で引
き上げられ、1日薬価はキサラタン48.6円に対し50.1円となった。トピナは、
ガバペン(ファイザー)を比較薬とし、外国価格調整で引き上げられ、1日薬
価はガバペン357.3円に対し686.4円。