厚労省 慢性腎疾患の重症化防止へ
公開日時 2007/10/01 23:00
厚生労働省は10月1日、「腎疾患(CKD)対策検討会」の初会合を開催した。
軽症の段階から対策を講じることで、透析に移行する患者を減らすのが目的。
疾患の普及啓発から医療提供体制、治療水準の向上、人材育成、研究開発の促
進など検討分野は多岐にわたるため、作業班を設置し、次回会合までにたたき
台を作成する。報告書は年度内をメドにまとめ、09年度予算に反映させる方針。
人工透析にかかる医療費は年間約1.3兆円に上るといい、厚労省はCKD対策強化
により医療費削減につなげたい考え。