薬食審・第一部会 サノフィ・アベンティスのクレキサンなどが通過
公開日時 2007/10/23 23:00
厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会は10月22日、サノフィ・アベンティスの
抗血栓薬クレキサン(一般名:エノキサパリンナトリウム)など全品目の承認
を了承した。12月の薬事分科会を経て正式承認される。クレキサンは「股関節
全置換術、膝関節全置換術、股関節骨折手術における静脈血栓塞栓症の発症抑
制」を効能効果とする、豚由来の低分子量ヘパリン製剤。世界111ヵ国で販売
されている。低分子量ヘパリンは海外では広く使われているが、日本ではほと
んどなかったことなどから、優先審査に指定されていた。
GSKの片頭痛薬アマージ(ナラトリプタン)は、トリプタン系で5番目の薬剤。
効果の発現に時間がかかるものの、24時間後の再発率が低く、長時間持続する。
そのほか大日本住友製薬の初の日本企業オリジンの統合失調症薬ロナセン(ブ
ロナンセリン)、万有製薬/杏林製薬のシングレア/キプレス(モンテルカス
トナトリウム)のアレルギー性鼻炎の効能追加が通過した。