第一三共 プラスグレル、プラビックスに対する統計的優越性判明
公開日時 2007/11/05 23:00
第一三共と米イーライリリーが欧米で共同開発中の抗血小板剤プラスグレル
(CS-747)のフェーズ3(TRITON)結果が11月4日米国心臓協会(AHA)で発
表された。発表したエリオット・アントマン氏(ブリガム・アンド・ウィメン
ズ・ホスピタル)は「冠動脈ステント術を受けている患者に対する抗血小板剤
治療として、クロピドグレル(サノフィ・アベンティスのプラビックス)の標
準用量に比べて優れるという確固たるエビデンスを立証した」と説明。その一
方で、出血の増加が認められたことに関して「特定の出血リスクを持つ患者群
を明確にしたい」との考えを示した。メーカーは07年末までにFDAへの申請を
引き続き目指すとしている。