イーピーエスは11月22日、07年９月期通期決算説明会で、中期計画（08年９月
期―10年９月期）を発表した。最終年度の売上計画は、同社が予想する業界平
均伸び率（15％）を上回り、300億円（平均増収率19％）。営業利益45億円、
経常利益45億5000万円とした。

主力のCRO事業は国内では中期的に年率２桁増で拡大していくことが予想され
ており、最終年度に170億円（年率18％増）を見込む。海外は15億円（35％増）
の高成長を予想。SMO事業は55億円（18％増）、非臨床事業は15億円（８％増）、
システム開発は30億円（25％増）、人材派遣は25億円（30％増）となっている。

一方、05年11月に示した旧中計（06年９月期―08年９月期）の最終年度の売上
目標260億円、経常利益36億円にはとどかず、各209億3000万円、32億3500万円
に引き下げ。厳浩社長は「計画策定の甘さ、とりわけM&Aに対する根拠なき過
大な期待が最大の原因」とコメントする一方、今後も引き続き、M&Aや海外進
出を積極的に進める方針に変わりはないと説明した。

同社が11月８日に発表した07年９月期通期決算は、売上高179億8000万円（前
年同期比17.8％増）、営業利益29億8000万円（52.2％増）
、経常利益30億4200万円（53.7％増）、純利益13億8400万円（28.3％増）。08
年９月期予想は売上高209億3000万円、営業利益32億500万円、経常利益32億35
00万円、純利益16億200万円。