ノバルティスファーマ 筑波研究所を閉鎖へ、雇用は確保
公開日時 2008/01/10 23:00
ノバルティスファーマは1月10日、筑波研究所を08年末で閉鎖すると発表した。
93年3月に設立され、創薬研究(循環器:アテローム性動脈硬化、高血圧)及
び非臨床(新規化合物の分析と安定性、製剤研究、薬物動態、安全性・薬理)
を行っていた。グルーバル規模での研究活動見直しの一環。「研究開発の縮小
とは全く別の話。また、現時点で日本での人員削減計画はなく、研究所員(12
3人)の雇用確保に最善の努力を尽くしたい」としている。筑波研究所の成果
として上市された新薬はなかった。
グローバルでの循環器の研究機能は米国と日本にしかない。筑波の循環器の研
究機能を、循環器と糖尿病・代謝領域の研究機能を併せ持つ米国の拠点に統合
した方が効率的と判断した。もう一方の非臨床は東京に移管する。