中医協総会 08年度改定、診療所の再診料引き下げは見送り
公開日時 2008/01/30 23:00
中医協総会は1月30日、支払側と診療側で激しく意見が対立した診療所の再診
料引き下げを見送ることを決めた。病院と診療所の格差は、病院の再診料を2
点以上引き上げる形で是正を図りたい考え。双方から判断をゆだねられていた
公益委員が提案した。
日医が効率化を反対していた、処置や検査を行わなかった場合に算定できる外
来管理加算については時間制限の導入など条件を厳しくした。デジタル映像化
処理加算も一定の経過措置を経た上で廃止する。
一方、08年度にスタートする後期高齢者医療制度では初再診料は現行を維持。
外来管理加算については病院(47点)と診療所(57点)の格差を是正するため
に、若人と同様の52点に一本化する。
初・再診料については、次回診療報酬改定で抜本的に議論することで合意した。