日本保険薬局協会（NPhA）の漆畑稔専務理事は２月18日記者会見し、要望して
いる調剤基本料の一本化が08年度改定で議論されずに据え置きとなったことに
不満を示した。調剤基本料は06年度改定で３区分から２区分に簡素化しており、
今改定では「一本化への議論がチャンスだった」としている。

調剤基本料は現在42点だが、１ヵ月あたりの処方せん受付回数と特定の医療機
関からの処方せん集中率が高い場合は19点となる。この場合、主に門前薬局と
呼ばれる薬局で評価が低いことからNPhAは「不合理な制度」と廃止を求めてい
た。

08年度改定では、調剤基本料は後発品使用を進める調剤薬局に加算することを
考慮し、それぞれ40点と18点に引き下げられる。