ベーリンガー/アステラス 大規模試験で同等の効果と高い忍容性を証明
公開日時 2008/04/06 23:00
日本ベーリンガーインゲルハイムとアステラス製薬は4月4日、グローバルで
実施した心血管疾患の高リスク患者2万5620人を対象としたONTARGET試験の結
果から、ARBミカルディスは、ACE阻害薬ラミプリルと比較して複合エンドポイ
ントで同等の効果と、高い忍容性を示したと発表した。
登録基準は、55歳以上の冠動脈疾患、脳卒中または一過性脳虚血発作、末梢動
脈疾患、臓器障害を伴う糖尿病の病歴がある脳・心・血管イベントの高リスク
患者。主要評価項目は複合エンドポイント(心血管死、心筋梗塞、脳卒中、う
っ血性心不全による入院)。
忍容性に関して、せき、浮腫が発現したため治療継続できなかった症例は、そ
れぞれミカルディス93例(ラミプリル360例)、10例(25例)のみだった。