FDA 米ヘパリン投与による副作用死者62人に
公開日時 2008/04/09 23:00
米FDAは4月8日、07年1月から08年2月までに血液凝固阻止剤ヘパリンナト
リウム製剤投与により、1つ以上のアレルギー反応または血圧降下の副作用に
よる死亡者が62人に上ったことを発表した。07年1~10月までは計13人だった
が、その後11月に8人、12月12人、08年1月16人、2月11人と急増した(時期
不明2人)。
このため08年1月以降、対象を拡大しつつ米バクスターは自主回収を行った。
FDAは3月6日に副作用との関係は不明であるものの、通常のヘパリンには含
まれていないヘパリン様物質の混入が確認されたことを発表している。なお、
FDAによると06年1年間の同副作用による死亡者数は3人だった。