GSKの新型インフルエンザワクチン、オーファン指定へ
公開日時 2008/08/27 23:00
厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は8月27日、グラクソ・スミスクライン
から申請のあったH5N1型の新型インフルエンザの予防のためのプレパンデミッ
クワクチン(GSK1557484A)をオーファンドラッグに指定することを決めた。
新型インフルエンザワクチンでは5社(うち阪大微研と北里研究所は承認)が
指定を受けているが、外資系企業は初めて。同省によると、近く国内でフェー
ズ2を開始する。
同剤は、他のワクチンの半分以下といわれる3.8μgという少量の抗原量であっ
てもアジュバント(免疫応答増強剤)を添加し、高い免疫応答が得られる仕組
みという。英GSKは5月にプレパンデミックワクチンの承認を欧州で取得して
いるが、今回のものとは製法が異なる。