厚労省 国民医療費は06年度改定の影響で横ばいの33兆円
公開日時 2008/08/28 23:00
厚生労働省は8月28日、06年度国民医療費について、ほぼ横ばいの33兆1276億
円になったと発表した。過去最大のマイナス改定となった3.16%の引き下げが
大きく響いた格好。うち、65歳以上は17兆1233億円(構成割合51.7%、対前年
比1.4%増)、そのなかでも今年度からスタートした後期高齢者医療制度の対象
である75歳以上では9兆6735億円(29.2%、1.5%増)と、全体の3割程度を占
めた。
診療種類別でみると、入院医療は1.1%増の12兆2543億円で、病院が1.1%増の
11兆7885億円、診療所が2.3%増の4658億円だった。入院外医療が0.4%減の12
兆7925億円。病院は0.5%減の5兆1058億円、診療所が0.4%減の7兆6867億円
となった。薬局調剤医療費は、3.2%増の4兆7061億円。