丸石製薬と吉田製薬 資本業務提携で基本合意
公開日時 2008/09/09 23:00
局方品メーカーの丸石製薬(大阪市鶴見区、井上慶一社長)と吉田製薬(東京
都中野区、吉田俊介社長)は9月9日、丸石が吉田の50%強の株式を取得する
方向で資本・業務提携を行う基本合意書を締結したと発表した。具体的な株式
取得割合や提携内容は今後検討するが、吉田は子会社となり、丸石の日本市場
向け殺菌・消毒剤、局方品関連の販売を行う。丸石は自社の麻酔科関連製品の
販売に集中する。
両社は、提携により「医療を支える基礎的な医薬品の高い品質の確保、効率的
かつ安定的な供給、並びに確実な情報提供ができる企業体質のさらなる強化を
目指す」と説明している。丸石は局方品業界ではトップメーカーで、07年度売
上高は396億円。吉田は74億円。製品の情報提供、新製品の開発・改良、製剤
研究は両社と共同で行う。丸石によると局方品メーカー同士の資本・業務提携
は初めて。