アンジェスMG 新型インフルエンザDNAワクチン導入交渉へ
公開日時 2008/10/07 23:00
アンジェスMGは10月7日、米国ベンチャーのヴァイカル社(本社:カリフォル
ニア州)の持つ新型インフルエンザDNAワクチンの日本国内での開発販売権を
取得する方向で検討を進めることで合意したと発表した。通常半年程度かかる
という新型インフルエンザウイルスの同定から製造までの期間を6~8週間ま
で短縮できるのが特徴。いつまでに検討をまとめるかは開示しておらず、日本
での開発計画は今後の検討事項となっている。
製造は同定されたウイルスにもとづき、大腸菌にプラスミドを導入、培養し、
免疫反応を誘発する物質を作り出す。備蓄期間も2年以上という。米国で実施
されたフェーズ1では、安全性を確認し、H5N1亜型インフルエンザウイルスに
対する抗体産生が認められたという。