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薬食審・第二部会 ファイザーの新規作用機序の抗HIV薬など通過

公開日時 2008/11/27 23:00

厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は11月27日、ファイザーのHIV治療薬シ
ーエルセントリ(一般名:マラビロク)など4製品の承認を了承した。適応は
「CCR5指向性HIV-1感染症」で、これまでの核酸系・非核酸系逆転写酵素阻害
剤やプロテアーゼ阻害剤、インテグラーゼ阻害剤とは異なる作用機序で、新た
なクラスの薬剤となる。HIVウイルスが細胞に侵入する際にCCR5という受容体
と結合するため、そこを阻害する。CCR5指向性のHIVであると診断するための
検査は現在米国でしか行われていないため、投与前には検体を米国に送るなど
の対応が必要だが「ほかの地域では問題はなかった」(審査管理課)という。
現在は33ヵ国で承認されている。新規の作用機序のため、12月に開催予定の薬
事分科会で再度審議する。

ノバルティスファーマの慢性骨髄性白血病治療薬タグシナ(ニロチニブ塩酸塩
水和物)は、グリベック(ノバルティス)に抵抗性のある慢性期と移行期の慢
性骨髄性白血病(CML)が対象となる。ブリストル・マイヤーズのスプリセル
(ダサチニブ水和物)は、すべてのグリベック抵抗性のCMLとフィラデルフィ
ア染色体陽性急性リンパ性白血病を効能・効果とする。CML患者は約5000人で、
うち投与対対象患者は150人程度。治療のファーストチョイスはグリベックだ
が「ワンアンドオンリーだったため、医療上有用」(審査管理課)としている。

ヤンセンファーマのHIV治療薬インテレンス(エトラビリン)は非核酸系逆転
写酵素阻害剤(NNRTI)の1つだが、他のNNRTIでは耐性ができてしまった場合
でも効果がみられるのが特長。今年1月に米国、現在はカナダや欧州でも承認
されている。

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