田辺三菱 米国自販体制で来年度にもプロジェクト
公開日時 2008/12/01 23:00
田辺三菱製薬は、米国自販体制の構築に関するプロジェクトを来年度にも立ち
上げる方向だ。葉山夏樹社長が明らかにしたもの。同社は既に内部で検討を始
め、09年には何らかの方向性を示すとしているが、プロジェクトで検討に弾み
をつけるものとみられる。
同社は、腎疾患領域の新薬の投入により米国市場への進出を計画しており、高
リン血症治療薬として開発中のMCI-196を10年にも申請する方針。その後も順
次、腎疾患関連治療薬を申請していく予定であるため、米国での販売体制の構
築が課題となっていた。検討では、副甲状腺機能亢進症治療薬候補(CTA018)
を導入したサイトクローマ社(カナダ)のマーケティングに関するノウハウも
活用していく考え。