皮膚科領域専門のリーディング製薬企業である仏ガルデルマのウンベルト・ア
ントゥネスCEOが来日、12月５日に記者会見し、日本市場戦略について話した。
同氏は「日本は重要な市場である」と強調し、世界でリーダー的地位にあるの
と同様に「日本市場でも地位を確立し、日本の皮膚科学に貢献する」と述べ、
日本でも皮膚科市場のリーダーを目指すことを表明した。

同氏は、日本でも皮膚科領域には「アンメットメディカルニーズが存在し、我々
に巨大なチャンスがある」と指摘し、日本市場にも今後注力していく姿勢を示
した。

その方向性について会見に同席した日本法人ゼネラルマネジャーのギヨーム・
クリモ氏は、15年までの間に50億円～100億円程度、15年以降に150億円以上の
売上を確保、日本の皮膚科市場のリーダーを目指す考えを示した。現段階では、
海外で販売している乾癬治療薬を投入（現在フェーズ１）する計画。グローバ
ル本社のアラン・ジャコ研究開発担当バイスプレジデントは、将来的には日米
欧同時開発により製品を投入していきたいとの意向を示した。