日本化薬 抗がん剤のジェネリック品が好調、通期で85億円に
公開日時 2009/01/08 23:00
日本化薬は1月8日に開催した決算説明会で、09年5月期第2四半期における
がん関連製品の売上高が126億円(対前年同期比13.5%増)となったことを明
らかにした。通期は260億円を見込む。とくに好調なのが抗がん剤のジェネリ
ック品で、パクリタキセルやカルボプラチンなどを中心に60%増の40億円とな
った。通期は85億円を予想、10年5月期に100億円に達する見通し。
萬代晃取締役常務執行役員(医薬事業本部長)はがん関連製品の動向について
「当初の想定より若干上回っている」とし、DPC対象病院などを中心に拡大し
ているとした。今後も継続的に抗がん剤のジェネリック品を投入していく予定
で、今年は4~5品目を計画しているという。
〔がん関連売上高09年5月期(前年同期)通期予想、億円〕
〔既存品〕
オダイン 16(16)31
ランダ 12(14)23
フエアストン 10(10)19
ラステット 6(6)11
ピノルビン 6(7)12
その他 10(13)20
〔ライフサイクルマネジメント品+新製品〕
アイエーコール8(8)16
イムシスト 4(4)9
カルセド 4(4)9
ジェルパート4(3)8
メタストロン 1(0)4
その他 1(1)1
〔GE〕
パクリタキセル 17(11)35
カルボプラチン 9(7)18
エピルビシン 5(4)11
グラニセトロン 4(1)10
レボホリナート 4(1)9
その他 0(1)1
抗がん剤受託 6(1)11
総計 126(111)260