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大腸癌研究会 治療GL改訂案を発表 分子標的薬の使用盛り込む

公開日時 2009/01/18 23:00

第70回大腸癌研究会が1月16日に都内で開かれ、大腸癌治療ガイドライン(GL)
2009年版の案が発表された。化学療法では、切除不能進行・再発大腸がんのレ
ジメン(治療計画)に一次治療に加え、「二次治療以降」を新たに示し、その
中で現行療法と分子標的治療薬を併用する方法が盛り込まれた。同研究会は会
員の意見を踏まえ、7月に刊行する予定。

一次治療のレジメンには、FOLFOXやFOLFIRIなどの現行療法に分子標的薬ベバ
シズマブを併用する方法を挙げた。IFL療法は、有効性、安全性で他の療法に
劣るとして削除した。

今回、加わった二次治療以降のレジメンには、オキサリプラチンを含むレジメ
ンに抵抗性になった場合は、FOLFIRI(またはイリノテカン単独)に分子標的
薬セツキシマブの併用。イリノテカンを含むレジメンに抵抗性となった場合は、
FOLFOXとベバシズマブ、またはイリノテカンとセツキシマブの併用を「考慮す
る」とした。詳しい解説も載せた。

セツキシマブは、がん組織のk-ras遺伝子の変異の有無と効果に密接な相関が
あることが研究で分かってきており、GL案では「変異がない(野生型)場合で
の投与が推奨される」と明記した。GLは05年以来の改訂となる。

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