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日漢協実態調査 8割の医師が漢方処方経験 課題はエビデンス

公開日時 2009/02/03 23:00

日本漢方生薬製剤協会は、医師に対する漢方薬処方実態調査を初めて行い、2
月3日に調査結果を発表した。8割が処方した経験があった。受診患者の6.6%
に処方しているが、診療科でばらつきがあり、整形外科で処方している患者の
割合は3.0%にとどまるが、産婦人科では13.1%と1割以上の患者に処方して
いた。

調査は、調査会社によってインターネットで行われ684人の医師を対象に行っ
た。7割以上が勤務医(4割強が大学病院と臨床研修指定病院)で、40~50代
が7割以上。処方経験ありの医師の5割は一部疾患で漢方薬を第一選択に使う
とし、4割は西洋薬の補完として用いると回答。処方のきっかけはMRからの情
報提供、他の医師からの勧め、医学誌記事・論文が上位。処方理由では、西洋
薬で効果がなかった症例で漢方薬が有効というのが最も多く、次いで患者の要
望だった。

漢方薬を処方する疾患には、急性上気道炎、便秘、こむらがえり、不定愁訴・
更年期障害、疲労・倦怠感が上位に挙がった。今後、漢方薬に期待する疾患に
は、「不定愁訴、更年期障害、月経困難症」が最も多く、次いで「心身症、う
つ、精神疾患」「認知症及び周辺症状」と続く。

今後の課題として6割がエビデンスの集積としいるが、漢方薬を今は使わない
医師や処方経験のない医師からも4割がエビデンスが十分でないことを挙げて
おり、エビデンスづくりが重要課題として浮かびあがった。

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