高田製薬 塩野義から8成分20品目を移管 4月1日から販売
公開日時 2009/03/02 23:00
ジェネリック薬の高田製薬は3月2日、塩野義製薬に販売委託している製品の
うちの8成分20品目を販売移管を受けることで合意し、4月1日から販売する
と発表した。塩野義が新薬などに営業を集中させる一方で、高田は自社販売
する製品を増やし、販売拡大を狙う。
販売移管品目は、委託している13成分33品目のうち、産褥性乳汁分泌抑制など
に用いるアップノールB錠、狭心症治療薬のエステリノール錠、高血圧などに
用いるエマベリンLカプセル、不整脈などに用いるオリベス点滴用、抗うつ薬
クロンモリン錠、急性心不全などの用いるサークレス注、統合失調症治療薬セ
トウス錠、抗菌薬ホロサイルS静注用。
移管されない5成分については、塩野義は自社製品を補完する製品だとしてお
り、今のところ移管する予定はない。高田によると、日本化薬やシェリング・
プラウ、マルホなどにも販売委託をしているが、それらから販売移管を受ける
予定もないとしている。