ヤンセンファーマは４月17日、新社長にトゥーン・オーヴェルステンズ氏（独
ヤンセン・シラグ社社長）が就任するトップ人事を発表した。関口康社長は会
長に退き、新社長を経営面でサポートする。７月１日に実施する。また、関口
氏が現在務める米国研究製薬工業協会・在日執行委員会委員長の職は、任期満
了となる9月末まで務める。

関口氏は98年11月にヤンセン協和（現ヤンセンファーマ）社長に就任。社長10
年目の08年に売上高1000億円（薬価ベース）を達成し、勇退となった。また、
関口氏は09年に61歳を迎える一方、オーヴェルステンズ氏は48歳で、ヤンセン
ファーマの世代交代の側面もある。

オーヴェルステンズ氏は、ユニセフや独ヘキスト社での勤務経験を経て、93年
にベルギーのヤンセン・ファーマスーティカ社に入社。98年からヤンセン・シ
ラグ社で中・東ヨーロッパ担当エリア・マネージング・ダイレクターを務め、
04年から現職。日本でのマネジメントは今回が初めて。