大日本住友 営業本部再編へ 地域別営業の効率化、収益向上狙い
公開日時 2009/06/02 23:00
大日本住友製薬は6月26日、営業本部の組織体制の再編を行う。その中で4つ
の地域本部を新設し、本部ごとに損益管理することに改めるなどし、営業の効
率化、収益向上を図る体制を敷くことになった。営業本部長には、現副本部長
の北原幸雄氏が就任し指揮を執る。
同社の発表によると、現在の北日本事業部、関東・甲信越事業部など7事業部
制を発展的に解消し、東日本、首都圏、近畿・東海、西日本の4つの地域本部
に再編する。地域本部の傘下に地域統括部、各支店を置く形。地域本部の管轄
をより広域にすることで、損益管理や検証を踏まえた戦略の実施のしやすさを
狙ったという。
併せて行われる支店の統合・改称・再編で3支店減り25支店体制となる。具体
的には次のとおり。▽東京第1支店、東京第2支店を統合、東京第1支店とす
る▽東京第3支店を東京第2支店に改称▽大阪第1支店、大阪第2支店を統合、
大阪第1支店とする▽大阪第3支店を大阪第2支店に改称▽九州北支店、九州
西支店、九州南支店を九州北支店と九州南支店に再編。
26日付の組織再編では、CNS推進部も新設し、新発売した統合失調症治療薬ロ
ナセンやパーキンソン病治療薬トレリーフといった中枢神経領域(CNS)製品
のマーケティング戦略を担う。