独BI アルツハイマー病治療薬の研究開発で米Vitae社と提携
公開日時 2009/06/22 23:00
独ベーリンガーインゲルハイムは6月22日、新しいアルツハイマー病治療薬の研究開発で米Vitae社と提携したと、日本法人を通じて発表した。提携により研究開発を進める薬剤は、アルツハイマー病患者の脳に蓄積するアミロイドβプラークの形成に関与する酵素であるBASEを阻害するもの(BACE阻害剤)で、疾患の進行を抑制する薬剤として期待されるという。両社はまず臨床開発の候補となる化合物を特定する。
提携に伴いBIは一時金4200万ドルのほか、マイルストンの達成に応じて2億ドル、市販後は販売状況に応じたロイヤリティなどをVitae社に支払う。