揺れ動くFDA
公開日時 2026/06/01 00:00
メディカル・ジャーナリスト西村由美子2026年5月12日米国食品医薬品局(FDA)のマカリー(MartyMakary)局長が退任した。審査プロセスの近代化やAIを活用した審査ツールの導入を優先課題に掲げて就任した2025年4月以来13ヶ月、マカリー局長の任務・任期は歴代局長のなかでもっとも過酷なものであったというのが衆目の一致するところである。局長はなぜ退任したのか2024年11月にトランプ氏によって局長候補に指名され、2025年3月に米国上院の承認を得て4月に局長に就任したマカリー局長の最初の試練は着任後最初の3ヶ月で3500余人、全職員の20%以上を失ったことである。大統領の勅命を受けたマスク氏とケネディ長官によって、マカリー局長の裁量のおよばぬところで実施されたリストラは文字通りトップ...