協和発酵キリン 自社開発の抗体医薬、ATLを対象にフェーズ2開始
公開日時 2009/06/25 23:00
協和発酵キリンは、自社開発の抗体医薬KW-0761(抗CCR抗体)について、成人
T細胞白血病(ATL)を対象とした国内フェーズ2を開始した。17施設25例を対
象に行う予定で、11年に申請する見込み。6月23日に発表した。
KW-0761は、同社独自の強活性抗体製作技術使ったヒト化モノクローナル抗体
で、CCR4陽性の血液がん細胞のほか喘息・炎症性疾患への関与が示唆されるCC
R4陽性T細胞を減少させることが認められているという。米国では血液がんを
対象にフェーズ1/2の準備中、欧州ではアレルギー性鼻炎でフェーズ1を実施
している。