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アリムタ 進行・転移非小細胞肺がんの維持療法 FDAで承認

公開日時 2009/07/07 04:00

米FDAは7月6日、イーライリリーの抗がん剤アリムタ(ペメトレキセド)について進行あるいは転移非小細胞肺がん(NSCLC)の維持療法を承認したと発表した。
がん患者はしばしば化学療法により腫瘍の縮小あるいは病勢安定を見るが、その後の進展予防のため維持療法が行われる。

NSCLCは、扁平上皮がん、大細胞がん、腺がんなどサブタイプを持つ。承認の根拠となった約600例を対象とした臨床試験では、扁平上皮がん患者には同剤は有効でなかったが、他のサブタイプの症例ではプラセボの平均10.3ヶ月に比べ平均15.5ヶ月の生存期間延長が示された。
同剤は米国では2004年に中皮腫の治療薬として承認され、その後、化学療法で増悪したNSCLC患者の治療薬さらに進行NSCLC患者の第1選択薬として承認された。
国内では、同剤は悪性胸膜中皮腫の治療薬として2007年1月に承認され、この5月20日には切除不能な進行・再発NSCLCの適応を取得している。

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