米メルク09年上半期 一部主力品、ワクチン不振で減収減益
公開日時 2009/07/27 04:00
米メルクが発表した09年上半期業績は、売上高は5%減の112億8500万ドル、純利益は41%減の30億4400万ドルとなった。主力品のARB降圧剤COZAARRと同剤とヒドロクロロチアジドの合剤のHYZAARRの合計売上が2%減、主力ワクチンが2桁減となるなど振るわなかったため。
主要製品の売上は、COZAARR/HYZAARRは17億4500万ドルにとどまる一方、糖尿病治療薬JANUVIAと同剤とメトホルミンとの合剤JANUMETの売上は合計で10億ドルを超え11億5300万ドル(JANUVIA44%増、JANUMET倍増)たほか、喘息治療薬SINGULAIRは6%増の23億1500万ドル、HIV治療薬ISENTRESSは2.6倍の3億2000万ドルと堅調に推移したが、全体を引き上げるには至らなかった。