GSK09年上半期業績 米国での医療用薬売上落ち込み大きく
公開日時 2009/07/28 04:00
英グラクソ・スミスクライン(GSK)の09年上半期業績(再編費用4億5000万ポンド除く)では、ポンドベースでは増収増益となった。しかし、ポンド換算する際の為替レートが前年同期と同じと仮定した場合のCERベースでは減収減益となり、後発品の影響を受けた米国売上の落ち込みが響いた。
売上高は135億1600万ポンドの17%増(CERベース=3%減)、純利益は29億6900万ポンドで4%増(同=19%減)。CERベースでは、OTC売上高は9%増、ワクチン事業は16%増と好調だったものの、医療用薬(ワクチン含む)は5%減で、約4割を占める米国市場では後発品の影響などで19%減。糖尿病薬や中枢神経領域の薬剤が2桁の減収となり、業績を引き下げた。