米食品医薬品局(FDA)のJanet Woodcock医薬品評価・研究センター長は、米医学専門誌「The New England Journal of Medicine」の11月26日号に、「バランスをとるのが難しいー疼痛管理と医薬品安全性、そしてFDA」と題する論文を投稿した。この中で同センター長は、FDAによる鎮痛剤の患者アクセスと同剤のリスク管理を両立させる取組みについて報告している。FDAが11月25日に発表した。
同センター長は論文の中で、鎮痛剤アセトアミノフェン、麻薬製剤プロポキシフェン、同オキシコデインなどへの依存性を予防するため、誤使用や乱用防止などのFDAの適切な対応について言及している。FDAは、同対応を薬剤の誤使用などに起因する健康被害の可能性の減少を目的とした「医薬品安全使用イニシアチブ」(Safe Use Initiative)の一環として実施しているとした。