日本GE学会 GE変更後の患者影響を調査
公開日時 2010/02/08 04:01
日本ジェネリック医薬品学会は、ジェネリック(GE)への切り替え後に患者への影響の有無を保険薬剤師から収集するイベントモニタリングに着手した。
調査対象は、高血圧に用いるアムロジピン錠、高脂血症に用いるプラバスタチン錠、気管支喘息に用いるツロブテロール貼付剤の3成分。全国の保険薬局の薬剤師200人から、▽GEへの変更後▽GEから別銘柄GEへの変更後▽GEから先発品への変更後――に患者に現れた症状や異常の徴候(イベント)の有無を収集する。1月15日から収集を始めており、4月15日まで行い、データを集計。同学会ホームページ(ジェネリック医薬品情報検索システム=GIS=上)などに掲載するとしている。
同学会は、「先発品が再審査によって使用成績調査を行うのに対し、GEについては集中的、組織的に行う仕組みがないためデータを蓄積できていない」と、モニタリングの必要性を指摘している。今後、順次対象医薬品を拡大していきたいとしている。