26年度薬価改定は「カテゴリー別の 流通コスト見える化が議論の出発点」
創薬力強化、医薬品の安定供給、流通改善に向けて
公開日時 2025/08/01 00:00
産業構造改革は必須先発メーカーも「自らの立ち位置踏まえた将来像を」厚生労働省医政局総務課長水谷忠由氏(前・医政局医薬産業振興・医療情報企画課長)厚生労働省医政局の水谷忠由総務課長(前・医政局医薬産業振興・医療情報企画課長)は2026年度薬価改定に向けて、「カテゴリー別の流通コストを見える化することが議論の出発点だ」と語る。低薬価品の流通上の不採算に焦点が当たり、最低薬価の引上げに議論が及ぶことも想定される。取引実態を見える化することで、「26年度の薬価改定や流通改善ガイドラインの改訂の中で、どう受け止めることができるのか、という議論が始められると思っている」と話す。医薬産業振興・医療情報企画課長として取り組んだ創薬力強化、医薬品の安定供給、流通改善の諸課題の課題認識と今後の方向性、さらに医薬...