メディセオ 大阪の新物流拠点がきょう竣工 配送時間の短縮狙う
公開日時 2010/03/04 04:02
メディパルホールディングスは3月3日、子会社の医薬品卸メディセオの新たな物流拠点「南大阪ALC」が大阪府八尾市に4日竣工すると発表した。大阪府の南部エリア、奈良県と和歌山県の全域をカバーする。ALC→取引先と、取引先へ直接届ける方式にすることで、リードタイムを短縮化。また、独自の需要予測システムにより、注文に確実に応じられるようにする。6月に稼動させる予定。
ALCは、郊外型のメガセンターとは異なり、より顧客に近い「都市型フルラインセンター」と位置づける。第一弾は09年に稼動となった「神奈川ALC」で、南大阪はこれに続くもの。顧客に近いところに拠点を設けることで、「定時・適量納品」の実現、ITによるセンター内作業の効率化によりコスト抑制も狙う。
発表によると、敷地面積2万3720平方メートル、延床面積1万9540平方メートル。投資額は89億円。出荷能力は年間最大1800億円。所在地は大阪府八尾市老原9-72。