大塚 既存キットで骨髄異形成症候群の診断も 国内で追加申請
公開日時 2010/03/09 04:05
大塚製薬は3月8日、体外診断用医薬品WT1mRNA測定キット「オーツカ」の使用目的に、骨髄異形成症候群(MDS)を追加するための申請を国内で行ったと発表した。MDSは、赤血球の異常で貧血症状が生じたり、血小板の異常により出血しやすくなったり、白血球の異常で感染症にかかりやすくなったりする。患者の2~3割が急性骨髄性白血病に移行するといわれ、診断時に白血病への移行リスクを評価した上で、治療方針を決定することが重要。このキットは、白血病細胞のモニタリングマーカーとして使用されており、MDSに使用することで、診断補助や予後判定マーカーとして治療方針の決定に寄与することが期待されるという。
訂正(3月9日午前11時35分)
骨髄異形成症候群が「(MSD)」とありましたが、「MDS」に訂正しました。