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サノフィ・A 糖尿病ビジネスユニット新設 日中韓でエビデンス作成へ

公開日時 2010/04/13 04:02

サノフィ・アベンティスは4月12日、東京都内で09年業績に関して記者会見を開き、10年4月に糖尿病領域ビジネスユニットを新設したことを明らかにした。主力の経口血糖降下薬「アマリール」、持効型溶解インスリンアナログ製剤「ランタス」、今年7月に長期処方が解禁される超速効型インスリンアナログ製剤「アピドラ」の売上最大化に向けて、日中韓で臨床研究を積極的に展開し、新たなエビデンスを早期に確立して競争力強化を図る方針だ。同ユニットの内藤寛之ヘッドは、「薬物治療中患者の70%が血糖コントロールが不十分」とし、同社製品や情報、サービスを通じて、「糖尿病領域の真のリーディングカンパニーを目指す」と語った。

内藤ヘッドは、「日本の糖尿病患者のBMIは約23だが、米欧は30を超える。日本、中国、韓国は病態の観点から非常に似ており、サノフィ・アベンティスとして日中韓の連携を深めてエビデンスを構築したい」と述べ、同社グループとしてアジア地域での臨床研究を強力に推進していく方針を明らかにした。日本市場にとっては患者の病態に合うエビデンスを早期に確立でき、急成長中の中国市場でもこのエビデンスを活用して存在感を発揮できる一石二鳥を狙ったものとみられる。すでに日本主導で09年から臨床試験「ATLAS」を進めているが、どの糖尿病用薬の試験かなど詳細は開示していない。

一方で、各糖尿病用薬の競争力強化に向けて、ランタスではALOHA試験とORIGIN試験、アピドラではAPID-LA J試験とRAPID試験を進めているほか、対象製品を明らかにしていないEAGLE-J試験なども進めていることを紹介した。また、10年に特許切れを迎えるとされるアマリールに関しては、発売10年間に培った臨床データに加え、▽きめ細やかな用量調節を可能にする0.5mg錠の投入(09年12月に承認取得)▽小児の追加適応(09年6月に申請)▽メトホルミンとの合剤AmaMet(フェーズ3)――といったライフサイクルマネジメントで後発品の影響を最小限にする考えだ。

●日本の後発品ビジネス「パートナー見つけられれば」 ショカ社長

同社の仏本社は後発品も事業の柱に据えているが、この日の会見で日本法人のパトリック・ショカ社長は日本での後発品ビジネスに関して、「参入の合理的な方法やパートナーを見つけられれば。もし参入するのならばWin-Winと考えるが、いま発表できるものはない」と話した。

同社の09年売上高(薬価ベース)は2660億円、成長率は前期比12.3%増と3年連続2桁成長を達成した。この成長率は業界で4番目に高い数値という。主力品の抗血小板薬プラビックスは09年11月以降、抗血小板薬市場でシェアナンバー1を達成。抗アレルギー薬アレグラ、アマリール、ランタス、入眠剤マイスリー――も09年に市場シェアでそれぞれナンバー1を維持・獲得し、同社の高成長に寄与した。10年も主力品やがん治療で使用する遺伝子組換え型尿酸分解酵素製剤「ラスリテック」の新発売などで2桁成長を目指す。同社の中期的な目標は、人材や組織を強化して、「5年以内に国内売上高トップ5企業となること」。これは14年前後に国内売上高を4000億円規模まで拡大することを意味する。

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