熊西弘（エムスリー株式会社）あまり思ってはいけない事だが、人から説明を受けている際に、「ちょっと長いな」と感じた経験は誰しもあるかと思う。反対に、自分が相手に説明をしている時にも、これは長くなってきたかな？と感じた経験もあるかと思う。受け手側は、自身の持つ限られた時間を割いているので長くなってくると不快に感じる一方で、伝えたい側としては何とか自分の想いをと思い、つい長くなってしまう。お互いの為にも何とか心地よく感じてもらえる時間で切り上げたいところだ。では医師にとっての心地よい長さとはどれくらいだろうか。今回は、価格感度測定法：PSM（PriceSensitivityMeasurement)と呼ばれる、商品の値段を決める際に有効な手法を用いて、1回あたりの最適な情報提供時間についてご紹介する...