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GSK 韓国トップの東亜製薬と戦略的提携

公開日時 2010/05/14 04:00

グラクソ・スミスクライン(GSK)は5月10日、韓国で売上高トップの東亜製薬(本社・ソウル、金源培社長)と戦略的提携を行うことを発表した。提携によりGSKは近年急成長を遂げ、国別医薬品市場規模第13位にまで躍進している韓国市場でのプレゼンス強化につなげたい考えだ。

提携内容は資本提携と共同プロモーションで、GSKは1429億ウォン(約118億円)を投じて東亜製薬が発行する新株117万株を取得。これにより同社株式の9.9%を保有することになる。また、共同プロモーションではGSK製品を開業医市場を中心に東亜製薬がプロモーションを行う。

共同プロモーション品は15品目とされ、この中には抗ウイルス薬のゼフィックス、アデフォビル、バルトレックス、ゾビラックス、糖尿病治療薬アバンディアなどが含まれると見られている。東亜製薬は社内に共同プロモーション関連の事業部を新設する方針。

両社とも今回の提携について、主眼があくまで共同プロモーションにあるとしており、将来的に買収、グループ化などの動きに至る可能性については否定的な見解を示している。

特に東亜製薬は今回の提携を足掛かりに同社独自開発品をGSKの販売網を通じて海外に導出する戦略を描いているとされる。一方で同社は売上高の10%超を占める胃炎・胃潰瘍治療薬スティレンが2014~2015年にかけて国内で特許失効となるため、今回の提携がこれに向けた防衛策との見方もある。

なお、09年の東亜薬品の売上高は前期比14.1%増の8011億ウォン(約660億円)で国内トップ、うち医療用医薬品が59%を占めている。GSK現地法人は4340億ウォン(約358億円)で韓国内第5位となっている。

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