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武田薬品 糖尿病治療薬2製品と不眠症治療剤を発売 今年度6品目

公開日時 2010/07/07 04:02

武田薬品は7月6日、不眠症治療薬ロゼレム(一般名:ラメルテオン)と、2型糖尿病治療薬メタクト配合錠(ピオグリタゾン/メトホルミン)、同治療薬アクトスOD錠(ピオグリタゾン)を発売したと発表した。

ロゼレムは、従来の不眠症治療薬とは作用機序が異なるメラトニン受容体作動薬で、睡眠覚醒リズムを調節し、自然な睡眠をもたらすとされる。中医協での薬価算定では、睡眠導入時間の短縮のほか、休薬後の不眠症状の増悪のおそれが低いことなどから「臨床上有用な新規な作用機序を有すると考えられる」と判断され、5%の有用性加算(2)がついた。1錠82.60円。

メタクトは、日本初の2型糖尿病用配合剤。薬価はLD錠1錠84.60円、HD錠1錠158.00円。アクトスOD錠の薬価は15mg錠1錠84.60円、30mg錠1錠158.00円。OD錠は、医療現場の需要に応じ現行のアクトス錠との切り替えを進める。

発表資料で、山中康彦医薬営業本部長は、ロゼレムについて、睡眠障害と生活習慣病との関連性が近年示唆されているとして、専門医への情報提供に注力するのと併せ「生活習慣病領域に強固なプレゼンスを有する当社の強みを最大限に活かす」と方針を説明。また、今回新たに同社の糖尿病治療薬ラインナップに加わることから「さらに充実した糖尿病の治療提案が実現できるものと期待している」とコメントした。3製品の10年度売上は「数十億円」(薬価ベース)を見込んでいる。



同社が今年度発売したのは6製品目。6月15日に次期主力品候補の2型糖尿病治療薬ネシーナ錠(一般名:アログリプチン、DPP-4阻害薬)、降圧配合剤ユニシア配合錠(カンデサルタン/アムロジピン)、結腸・直腸がん治療薬ベクティビックス点滴静注(パニツムマブ遺伝子組換え)を発売している。

さらに10年度下期には、糖尿病治療薬でアログリプチンとアクトスの配合剤、 アクトスとグリメピリドの配合剤、 ヘリコバクター・ピロリ二次除菌療法用としてタケプロンとメトロニタゾールとアモキシシリンの3剤併用パック製剤の発売の可能性がある。 
 

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