日医工 東南アジア展開へ 12~13年に商社DKSHを通じGE販売
公開日時 2010/07/07 04:01
日医工は7月6日、スイスの商社であるDKSHグループ会社のDKSHインターナショナルと、東南アジア地域でのジェネリック薬(GE)の流通・販売・マーケティングを共同展開する業務提携を行うことで基本合意したと発表した。今後、タイ、マレーシア、香港にあるDKSHグループ各社が総代理店となり、12年~13年にかけて日医工のGEを販売することを目指す。
7月下旬にも総代理店契約を締結。その後、承認申請を香港では7品目、マレーシアでは13品目について10年中にも行い、タイでは12品目について行う予定。同社は以前から、米国と東南アジアへの海外展開する方針を示していた。
同日は、10年11月期第2四半期決算を発表し、近年の新規GEや調剤薬局での売上増などで2桁増収増益となった。通期の売上高見込みは600億円を突破する見込み。
決算説明資料によると、サノフィ・アベンティスとの事業提携に伴い、サノフィの睡眠障害改善剤アモバンを9月に販売開始し、そのほか抗アレルギー剤、循環器官用薬の取り扱いを検討している。
【連結業績(前年同期比)通期予想(前年実績)】
売上高 308億1700万円(15.5%増)655億円(548億0600万円)
営業利益 36億0600万円(15.9%増)68億5000万円(62億4600万円)
経常利益 34億5300万円(12.0%増)66億円(61億2100万円)
純利益 18億6100万円(14.8%増) 39億円(37億6200万円)