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医師のiPhone、iPad利用調査 疾患や薬剤情報の収集に活用 医師同士の情報交換も

公開日時 2010/12/03 04:02

本誌がiPhoneなどのスマートフォンやiPadなどのタブレット型PCを使用している医師100人に、その活用方法を調査したところ、何らかの形で日常診療に活用しているとの回答が全体の5割を占めた。実際の活用方法では、疾患情報の収集が全体の7割、医薬品・医療機器情報の収集が5割に達することが分かった。そのほか医師同士の情報交換との回答も25%あった。


本調査は、調査会社エム・シー・アイの協力のもと、医療ソーシャルメディアの可能性を探る目的で、iPadやiPhoneなどを日常使用している医師を対象に、その活用方法について調査した。使用機器については、iPhoneが全体の58.0%、iPadが37.0%を占めた。これら機器の利用頻度についてたずねたところ、インターネットの閲覧が81.0%で最も高く、次いでeメールや電話と続く。特定のアプリを利用した情報収集は17.0%で、内訳は開業医よりも病院勤務医の方が若干高率となった。Twitterやmixi、Facebookなどは10%未満となった。


日常診療への活用は、5割の医師が何らかの形で利用していると回答したが、具体的な中身をみると、疾患に関する情報収集が70.6%、医薬品・医療機器に関する情報収集が49.0%、学会に関する情報収集が33.3%となった。ソーシャルメディアの世界では、双方向のコミュニケーションツールとしての活用が期待されているが、本調査では、医師同士の情報交換が25.5%、MRを含む製薬企業との情報交換も13.7%となった。なお、製薬企業との情報交換の内訳をみると、病院勤務医の7.4%に対し、開業医は20.8%と、ほぼ倍となっている。


一方、今後広がりが予測される患者との双方向コミュニケーションとしての活用は全体で5.9%にとどまったが、その内訳をみると、病院勤務医の3.7%に対し、開業医は8.3%となり、プライマリケアを担う開業医を中心に患者とのコミュニケーションツールとしての活用を模索する姿を垣間見ることができた。
 

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