EMA アバスチン、パクリタキセルとの併用のみベネフィット認める
公開日時 2010/12/21 04:00
欧州医薬品庁(EMA)のヒト医薬品委員会(CHMP)は、12月13~16日に開催した定例会議で、抗がん剤・ベバシズマブ(製品名:アバスチン、ロシュ)について、転移性乳がんに対するパクリタキセルとの併用はベネフィットがリスクを上回るとし、「価値ある治療オプションに留まる」とした。
一方で、ドセタキセルとカペシタビンとの併用については、ベネフィットがリスクを上回らないことから、使用すべきでないと結論付けた。その上で、使用している患者に対しては、医師と相談するよう呼びかけた。
なお、CHMPは、今回の措置は、転移乳がんの適応に限るとし、他の適応には影響しないとしている