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バイエル薬品 新卒MR今年、来年も100人超採用 リバロキサバンなど新薬上市に備え

公開日時 2011/04/15 04:01

バイエル薬品のセバスチャン・グート社長は4月14日、10年12月の就任以来初の記者会見を都内で行い、次期主力品で3月に国内承認申請した抗凝固剤リバロキサバンなどの新薬の上市に備え、新卒MRを今年11年は105人、来年12年も同規模の採用をすることを明らかにした。
 
10年は35人であり、11年は約3倍の採用となった。抗凝固薬は市場が大きいうえに競合激化が必至。一方、もう1つ11年中に申請予定の加齢黄斑変性症(滲出型)治療薬アフリベルセプトは眼科領域への参入になる。既存主力品に加え、両領域でのプレゼンス高めるため営業基盤を強化するのが狙い。

同社は3月28日にファクターXa阻害剤リバロキサバンを心房細動患者における脳卒中予防の適応で承認申請。さらに11年第3四半期にはアフリベルセプトを申請する予定。同社長は、現在の売上規模1800億円を2~3年内には2000億円以上を目指す姿勢を示し、この2つの新薬で成長を加速させたい考えだ。そのためにも営業基盤の強化を急ぐ必要があった。

併せて会見では、開発中の薬剤などについて医師の理解を深める「メディカル・サイエンティフィック・リエゾン」の新設も表明した。同社長は、「多くの開発プロジェクトを持つに至り、医師からも質問やリクエストを受ける機会も出でくるが、(ルール上)MRは直接答えることはできない。医師と同じレベルで話せる機能は重要であり、KOLを中心に科学的なコミュニケーションを強化する必要性は高まっている」と新設理由を説明した。同社によると、フェーズ2/3の臨床試験プログラム数は09年の20件から28件(計画)に増えている。

なお、同日発表されたバイエル薬品の2010年業績は、高脂血症治療薬ゼチーア、高リン血症治療薬ホスレノール、抗がん剤ネクサバール、MRI造影剤EOB・プリモビストといった主力品の大幅な売上増に支えられ、売上高は3.0%増の1814億円(薬価ベース)だった。

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