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中外製薬 月1回腎性貧血治療薬ミルセラで奪われた市場の奪還目指す

公開日時 2011/07/22 04:02

中外製薬は7月21日、11年12月期第2四半期決算説明会で、20日に発売した月1回腎性貧血治療薬ミルセラの12月までの予想売上高を124億円と明らかにした。同剤はエポジンの後継品。一部エポジンからの切り替えを進めるとともに、競合品である協和発酵キリンのネスプがシェアを高めた透析導入前の保存期腎臓病の腎性貧血に対し攻勢を強める。

同社は当初、エポジンを軸にした計画を立てていたが、ミルセラが発売となったことで、エポジンの当初年間売上予想を87億円減らし、305億円とした。一方で、ミルセラの予想売上高を124億円とし、一部エポジンからの切り替えを進めることを示した。

執行役員の戸早正昭営業本部長は、本誌の質問に「我々は競合に奪われた保存期、血液透析の両方で(ミルセラに)置き換えていくことを考えている」と抱負を語った。特に、血液透析患者と異なり保存期の患者は頻回の通院をしないことから、ミルセラの特性を生かしシェア奪還と市場の開拓に取り組む。
(写真はミルセラ発売記念バッジ。この日の説明会に出席した幹部全員が身に着けていた)

11年第2四半期 タミフルの売上減で微減収

中外の11年第2四半期(1-6月)決算は、がんや骨・関節領域の主力品は堅調だったが、エポジンの減収やインフルエンザ薬タミフルの行政備蓄が一巡したことで、0.3%の微減収となった。利益面では、導出一時金収入や東日本大震災の影響による営業活動の制約で24億円分営業費が抑えられ営業利益が大幅に増えたことで、大震災に伴う特別損失を吸収し、4.3%の増益となった。通期は増収減益を見込む。

【連結業績(前年同期比%)通期予想(前年同期比%)】
 売上高  1819億3800万円(0.2%減)3952億円(4.1%増)
 営業利益 351億9100万円(27.7%増)720億円(8.7%増)
 経常利益 361億8200万円(38.3%増)731億円(12.3%増)
 純利益  170億8700万円(4.3%増)370億円(10.7%減)
 
【中間期売上(前年同期比%)通期予想(前年同期比%)、億円】
 がん領域 679(5.1)1506(6.7)
 アバスチン 264(13.3)624(18.6)
 ハーセプチン 139(14.9) 246(-2.8)
 リツキサン 104(1.0) 235(2.2)
 ゼローダ 49(-3.9) 117(9.3)
 ノイトロジン 41(-10.9) 101(-2.9)
 タルセバ 38(8.6) 88(11.4)
 フェマーラ 17(21.4)38(18.8)
 カイトリル 17(-43.3)37(-32.7)
 
骨・関節領域 304(6.3) 690(10.2)
 アクテムラ 76(31.0) 199(41.1)
 エビスタ 84(-2.3) 175(-6.4)
  スベニール 60(-6.3) 137(0.7)
 アルファロール 54(-8.5) 111(-9.8)
 エディロール 6(-) 21(-)
 
腎領域 243(-10.7)589(2.6)
 エポジン 166(-12.6)305(-23.8)
 ミルセラ -(-)124(-)
 オキサロール 58(3.6)124(3.3)
 レナジェル 17(-26.1)31(-36.7)
 
移植・免疫・感染症領域 115(-3.4)251(-2.7)
 ペガシス 44(-8.3)103(-1.9)
 コペガス 19(-5.0) 44(-2.2)
 セルセプト 26(13.0) 58(11.5)
 ロセフィン 24(-7.7)44(-18.5)
 
海外 193(6.6)372(12.7)
 アクテムラ 91(23.0)197(55.1)
 ノイトロジン 81(-8.0)141(-17.1)
 シグマート 12(-7.7)22(0.0)
 
タミフル 46(-61.7)102(-44.0)

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