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協和発酵キリン 新社長に花井専務が昇格 課題に国内営業の専門化挙げる

公開日時 2012/02/01 04:01

協和発酵キリンは1月31日、新社長に花井陳雄取締役・専務執行役員開発本部長(写真左)が内定したと発表した。今後の株主総会、終了後の取締役会で正式に決定し、3月22日に就任予定。同日東京都内で記者会見し、同社が目指す「グローバル・スペシャリティ・ファーマ」の実現のためには「まず国内営業基盤をしっかり固める」必要性を強調。今後、がん領域の新製品などが増えてくるに従い「専門性高い営業に変わっていかなければならない」と、中期的な課題の一つに挙げた。

現社長の松田譲社長(写真右)は代表取締役を退き、相談役に就任予定。いまトップ交代となったのは、05年の医薬事業とバイオケミカル事業を両輪とする事業持ち株会社への、07年の協和発酵キリンの発足、11年に富士フイルムとバイオシミラー事業のための合弁会社設立合意など、「グローバル・スペシャリティ・ファーマ」に向けた基盤整備が整ったこと。そして、来年からスタートする中期経営計画の策定を新社長の下で行い、次なる事業展開を図るという狙いがある。

花井氏は、53年に東京大学薬学部を卒業後、協和発酵にに入社し、主に研究者として歩んできた。同社の今後の事業の柱となる抗体医薬では第一人者的立場。同社の抗体増強技術のポテリジェントの開発、事業化の推進役となり、06年には同技術の事業会社である米国のBioWa社社長に就任、07年から開発本部長を務め、10年から現職。会見に同席した松田氏は、専門性の高さと国際ビジネス感覚を重視したといい「自信をもってバトンタッチできる人」。58歳。趣味は読書で「司馬遼太郎の作品は読みつくした」。「信義を重んじる」ことが信条という。

 

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