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韓国政府 2020年までに医薬品トップ7目指す

公開日時 2012/02/07 04:00

韓国保健福祉省(KMHW)は、韓国の医薬品業界を12社の企業に再編、世界に伍していける企業に育成し、2020年までに世界の医薬品産業上位7か国に入ることを目指す。Rim Che Min保健福祉相が1月初めの閣議で明らかにした。

この計画では、12社は2社の多国籍企業、8社のスペシャリティー企業、2社のジェネリック企業で構成される。KMHWは20年までにこの12社で10剤の新薬を開発、世界医薬品輸出市場で5.4%のシェアを目指したいとしている。

KMHWは、新設した医薬品開発・支援委員会(PDSC)により12社が財政支援や優遇税制などを受けるための基準を決め、早急に支援する企業を決定する考え。

KMHWが業界再編に動いた背景には、米国との自由貿易協定(FTA)の調印により、今後5年で関税が95%撤廃されることでジェネリック医薬品企業がダメージを受けると見られることや、医療品に係る価格や償還上の規制、特許に関わる問題が透明化を余儀なくされることなどに危機感を持ったことがある。特許の問題では、従来、韓国FDAが特許を違反している薬剤の承認も行っていたが、それが不可能になる恐れも出てくる。特許に係る問題については、政府がジェネリック企業から先発企業の育成にシフトするための時間稼ぎにFTA批准を3年間遅らせようと試みている。

また、KMHWは、強い製薬企業を残すためのM&Aを活発化させるために税務当局と協力、税制優遇策を講じる考えだ。

一方、戦略・財務省(MSF)は、国際競争力を持つ新薬開発には製薬企業に2兆韓国ウオン(17億ドル)の資金投入をするほか、韓国輸出入銀行(EIBK)や韓国貿易保険公社(KTIC)を通じて500億韓国ウオン(4458万ドル)の融資を行う。また、国民健康保険(NHI)を通じて、フェーズ3試験の経費の援助も検討している。

韓国は長期的には医薬品産業のインフラの確立を目指しているが、同時にライセンシングや薬事などグローバルに活躍できる医薬品の専門家を育成する大学院も整備する計画で、今年下半期には2つの大学院が開校する。

KHLWは、世界的競争力を持つジェネリック企業を育成するために、米国および欧州でGMP適合の大規模生産施設を建設することに財政支援を行う考えだ。

(The Pink Sheet Daily 1月27日号)


 

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