感染ひろがるハンタウィルス
公開日時 2012/10/22 04:00
カリフォルニアでは、ハンタウィルスによる急性の呼吸器疾患が急増し、感染の広がりへの警戒感がつよまっている。(医療ジャーナリスト西村由美子)ハンタウィルスは野生のネズミからヒトに感染する。感染源はネズミのフン。乾燥して空中に飛び散ったウィルスを含むフンをヒトが吸い込むことで感染する。感染しても発病しない場合もあるが、発病すると、寒気や発熱、筋肉の痛みなどのインフルエンザのような症状で始まり、1−2日中に乾いた咳、頭痛、鼻づまり、息切れ等の症状が出る。時に、きわめて深刻な呼吸器障害を引き起こし、悪化すると命に関わることも稀ではない。だが、ヒトからヒトへの感染はないと言われている。野生のネズミが感染源であることから、感染は都市部ではなく、山間部や森林。キャンプやハイキングニで書けて感染するケースが...