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第1回DODAスペシャルMRフォーラム

公開日時 2012/10/30 00:00

 

 

がん専門MRはチーム医療を結ぶ“橋渡し”の役割を

中村清吾教授「がん医療の均てん化などに貢献を」

 

 

転職サービス「DODA(デューダ)」<http://doda.jp/>は、MRのキャリアアップ支援とMRの労働市場の活性化を目的に、「第1回DODAスペシャルMRフォーラム(9月21日)」を開催した。今回はがん専門MRをテーマに、昭和大病院の医療従事者と、現役MRが一同に介して議論した。医療側からは、チーム医療の中でのMRの役割として、医療従事者同士の連携の“橋渡し”を求める声があがったなど、活発に意見交換した。

 

昭和大病院ブレストセンター長の中村清吾氏(乳腺外科教授)は、医師の立場から、がん領域のMRに期待する役割として、連携先で、抗がん剤の知識が乏しい診療所や、専門医のいない地域の病院などへ情報提供を密にすることで、「円滑な地域医療連携のサポートや、がん医療の均てん化などに貢献してもらいたい」との意向を示した。看護師(データマネージャー)の立場から発言した渡邊知映氏も、在宅で化学療法を受ける患者が増加していることを踏まえ、「訪問看護ステーションの看護師は、がん領域の経験がない方もいるので、教育面でMRが果たす役割がある」と期待感を口にした。
 

 


専門MRの役割に期待


中村氏は、製薬企業が、病院と診療所の地域医療研究会をサポートすることで、円滑な地域医療につながっていると評価した上で、「今後は一歩進んで、調剤薬局の方が一緒に入ってくれば顔の見える連携につながる」と強調。研究会に、調剤薬局の薬剤師も参加してもらうよう、MRに“橋渡し”の役割を期待した。


渡邊氏は、抗がん剤などによる副作用マネジメントに対するMRの情報提供に期待感を表明。添付文書に現れにくい“薬の飲みにくさ”や、対処療法が難しい“関節痛”などについて、「どういった対応ができるか、MRと情報交換したい」と述べた。


ブレストセンター薬剤師の立場で発言した奥山裕美氏は、「新薬は副作用の情報提供が重要。開発チームとの連携を含め医療側に迅速に提供頂くことを望む」と述べた。また、MRによる市販後調査(PMS)へのサポートが必要とし、「自社製品単品ではなく、既存薬の組み合わせによる最適な治療法を見出す臨床研究の重要性を理解した上で、私たちをサポートして欲しい」と指摘。医療機関との共同作業で、育薬に取り組むことを求めた。渡邊氏も、「学会で、1施設が少数の症例をあげて、薬剤の特殊性、特異的な有害事象などを発表することがあるので、そうしたデータを集積し、情報提供して欲しい」とし、データマネージャーとしての意見も述べた。

 



がん専門MRの活動を紹介


現役MRで大鵬薬品工業東京支店の田島英明氏は、大学病院の自社MRの活動として、「がん医療で発生する副作用等を含め、一般薬や貼付剤、制吐剤なども提案できるよう、全て把握することが武器になっている」と紹介した。中村氏は、「スペシャリティーMRも、まずジェネラルに考える知識を身につけるべき」と、同社の取り組みに賛同した。


現役MRでアストラゼネカ・オンコロジー麻酔クリティカル事業部の永樂治氏は、自社で患者向け情報提供サイトを運営していることを紹介し、「患者にとって最善の医療を提供する環境を作るため、我々の専門性と知識が役立てばと思ってMR活動をしている」とした。
中村氏はこの発言を受け、チーム医療の一員として情報提供していることを高く評価した。


その一方で、「売るために一例効いた、治ったという症例報告がたくさんあったが、それは“柳の下の泥鰌”になる」と苦言を呈し、常に患者中心の医療という目的を忘れずに活動するよう求めた。

 


 

 ※当日の内容についてより詳細を聞きたい方、キャリアについて相談したい方はDODAに登録を

URL: http://doda.jp/medical/

 

 

 

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