【World Topics】単親家庭は南北問題?
公開日時 2016/03/01 03:50
2014年の国勢調査によれば、アメリカの子どもの58%(約4300万人)は、婚姻関係にあるいわゆる実の両親(いわゆる産みの親)とともに暮らしている。2%の子どもは入籍にこだわらない(結婚していない)実の両親と暮らしている。(医療ジャーナリスト 西村由美子)

Source:American Community Survey
これらの子どもたちが全米のどこで暮らしているかを解析・図示したのが下図。色が濃くなればなるほど、いわゆる実の両親と同居している子どもの割合が高く、色の薄くなるほど同居率が低い。

Source:American Community Survey
伝統的な結婚をしている実の両親と同居している子どもの割合が50%を超えている州は、ユタ(57%)、ミネソタ(56%)、ネブラスカ(55%)、ニュージャージー(54%)、ニューハンプシャーおよびノースダコタ(ともに53%)、マサチューセッツ(52%)、コネチカット、アイオワ、アイダホ(ともに51%)。
もっともも同居率が低いのはミシシッピー(32%)次いでルイジアナ(36%)で、図に明らかなとおり、同居率は北で高く、南部諸州で低い。